源頼光みなもとのよりみつ

鬼も恐れる侍大将。

野山を駆け回り熊と相撲を取ると言う怪童子、金太郎をご存知だろうか。
足柄山の金太郎は都から来た侍にスカウトされて家来になり、都に旅立った。
と言うところで童話「金太郎」は終わっているが、実はその後、成人した金太郎は坂田金時と名を改め、 渡辺綱、卜部季武、碓井貞光と共に四天王と呼ばれ都にその名を馳せていた。
何で名を馳せていたかと言うと都に現れた妖怪退治である。

そしてその四天王を率いる大将であり、金太郎をスカウトした張本人がこの源頼光である。
史実の頼光は気弱な人物であったという説もあるが、伝説上の頼光は妖怪退治の達人として大活躍する。
特に酒呑童子、土蜘蛛という妖怪界の大御所を前に一歩もひるまず立ち向かったという物語は有名である。
平安時代の貴族社会における武士は、その武力自体に呪術的な意味を秘めており、例えば大内裏を護衛する武士は盗賊などから帝を守る物理的防衛と、 鬼や物の怪から帝を守る霊的防衛の二つの役割を担っていたという。

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