安倍晴明あべのせいめい

稀代の陰陽帥、言わずと知れた有名人。

陰陽師とは、この世は陰と陽、そして木火土金水の五行から成るという大陸から持ち込まれた陰陽五行説に基づいて、 あらゆる物事を読み解く知識と技術を身につけた国家平安を保つ朝廷お抱えの特殊職能者。
平たく言えば、朝廷専属の占い師である。
建築物の間取り、行事の日取りなど、朝廷が何か行動を起こす際には、必ず陰陽師が陰陽五行説の論理に基づいて判断し助言をする。
今でも曜日に日(陽)月(陰)火水木金土をあてはめるのは日単位の時間経過を陰陽五行説で読み解いた名残である。

そんな陰陽道の達人である安部晴明は、幼少の頃、陰陽道を独占的に担っていた賀茂家に弟子入りし、 やがて兄弟子であり賀茂家党首である賀茂保憲に陰陽道占術の暦法と天文のうち天文を譲られ独立した。
そんな彼にまつわる物語は数多く語り継がれている。助けた蛇に連れられて竜宮城に行く話、 修行時代に百鬼夜行を目撃する話、天文を見て政変を事前に察知した話、死の床にある老僧の寿命を引き伸ばした話、 頭痛に悩む天子の前世の因縁を読み解き治療する話、貴族にかけられた呪いを事前に察知して命を救った話等々、 その上母親は狐であったというから偉人というより異人≠ナある。

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