小野篁
昼は朝廷に仕え、夜は閻魔大王に仕えた不敵な才人。
初代遣隋使、小野妹子の子孫であり、絶世の美女、小野小町の先祖でもある。
政界の不正を暴く検察官、勘解由使(かげゆし)として朝廷に仕え、
漢詩、和歌の才能に優れ、後世に多くの詩を残しが、宮中にて異彩を放つが、その才能を持て余すが如く、
ある時は、意味不明の落書きを当時の天皇、嵯峨天皇を批判する意味に読み解き、落書きの犯人として疑われるが見事切り抜け(真相は不明)、
またある時は、遣唐副使に任命されるも上役の我侭に嫌気がさし、仮病を理由に辞退し、遣唐使制度を批判する詩を読み上げ流刑にされたりと、
常識にとらわれない破格の人物であったため密かに「野狂」と呼ばれていた。
また、夜は六道珍皇寺という寺の井戸から地獄に赴き閻魔大王に仕え、自分を流刑先から救ってくれた恩人が地獄にやってきた時、
閻魔大王に頼んで恩人の寿命を引き伸ばしたというから、この人物、生者と死者の常識も打ち破っていたようだ。